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noriとdoriは10年勤めた会社を辞め、世界一周旅行”コテコテ世界建築探訪”に旅立ちました。   ⇒ 約4か月かけて33都市を探訪。2007.11末に帰国しました。 現在は、旅を回想中・・・
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ストックホルム市庁舎へ行ってきました。
その洗練された装飾と建築美から建築の女王とも呼ばれているようです。
(全体の外観写真がないので少し分かりづらいのですが・・・)
(取り損ねました・・・もう一度撮りに行こうと考えてます!)

彫りの深い装飾の多いソース顔なヨーロッパ建築からすると、
あっさりとした醤油顔な雰囲気ですが、その大きさからか存在感がありました。

虎の巻によりますと、こちらの建物の「青の間」では、
ノーベル賞授与式後の晩餐会が行われているようです。
(料金の都合から今回は内部の見学は行っておりません。)
(次回にお楽しみは置いておくという事で・・・)

建物は、ロの字型の平面構成となっていて、中庭が中央部にあります。
中庭の様子は、動画の撮影も行ってきました。
中庭を通り過ぎると湾に繋がっており、美しい景色が見えました。
(湾付近の様子は次回報告致します)


こちらが、部分的ではありますが、建物の外観の様子です。
細かい装飾が行われていて、端正な建築物となっています。


(右)塔の上部へは登る事も出来るようです。


窓の様子。
窓の高さから想像するとかなりの天井高の空間が広がっているようです。


(左)中庭への道、(右)建物平面図


中庭には、植栽で壁面が飾られています。
現代風に言うと、壁面緑化というところでしょうか。
レンガと植物の色の組み合わせが美しいです。


こちらが中庭の様子です。



こちらが、中庭の様子を撮影した動画です。
中庭って、守られている庭という雰囲気も在って心地いいです。
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先日来ご紹介している火葬場の奥には、墓地もあります。
ブログはこちら→(美しい火葬場(森の火葬場))
墓地というと暗いイメージが在ります(私だけではないと思います)が、
こちらの墓地は少し明るい森の中の静かな空気の中に在りました。

私の経験の中で、森の中に墓地が在る所はこの場所が初めてでした。
また、流石は国土が広いという事でしょうか、墓地の敷地が広くて、
墓石と墓石の間のスペースに随分と余裕が在りました。


火葬場から墓地へ向かう小道
直線の道が続いていて、その左右に墓石が配されています。


墓石周辺を緑が取り囲み、日本の墓石のイメージとは随分と違う物でした。
墓石も、個性溢れる色や形の物がありました。


日本の墓地の厳かな雰囲気もいいと思いますが、
緑に囲まれている墓地も心地よい雰囲気であっていいかと思います。


さらに奥に道を進んで行くと、復活の礼拝堂/森の礼拝堂と礼拝堂が配されています。


こちらの森の礼拝堂もアスプルンドが設計したようです。
残念ながら内観写真は在りませんが、中は丸いドームになっているとの事です。



(森の十字架)追加写真

墓地周辺を回遊して帰り際に撮影した森の十字架です。
改めて自然と建築の絶妙な融合に感動しました。
<先日の続き>

十字架の横を通り過ぎると、火葬場のメインの建物に近づいて行きます。
こちらは、ホールが奥に建築されていて、その手前には、柱で囲まれた空間となっています。
こちらの空間の中央部には、屋根のない部分があり、その足元には銅像が在り、
銅像は昇天を象徴しているような作品です。
それらの数々が、我々の知っている限りの火葬場とは違っており、
建築探訪としては、新しい空間(いままで経験した事ない建築)を体験できました。

また、こちらの火葬場の森には墓地もあります。(そちらは後日報告致します)


(左)先日のブログの最後の写真の十字架付近を振り返るとこんな雰囲気です。
先に進むと、柱で囲われた空間に到着。


こちらのメインの入り口には、(どこも入り口とは思いますが・・・)
時間が停まっている時計が配されていました。(壊れていたのかも知れませんが)


(左)やはりどこの国でも、火葬場での服装はダークな色合いの服が多いようです。
(中央/右)こちらが、昇天を象徴しているような銅像


敷地はかなりの広さがあり、森の中の一部を開拓して造られたような感じです。
柱の空間の側には、小高い丘も配されています。


(右)丘に登り、丘から柱空間を眺めたときの様子。

森の火葬場(森の十字架)の設計をした建築家(アスプルンド)は、
備え付けられるベンチも設計を行っていました。

こちらは、一見するとただの木製ベンチでバス停などで見かけるような物ですが、
よくみてみると、中央部付近で「へ」の字型に曲がっていました。
虎の巻によりますと、この「へ」の字型が大きなポイントとなっているようです。

火葬場のベンチですので、座られる方は、身近な方をなくした方々です。
そんな方々の多くは悲しみを周囲の人々と共有し乗り越えようとして行きます。
そんな微妙な距離感をこの「へ」が作り出しているようです。

ただの直線の椅子ですと隣にいてもただ遠くを見つめるだけですが、
少し「へ」にする事で、隣の人の存在を感じながら悲しみと向き合う事が出来ます。
ほんの少しの工夫なのですが、微妙な空間を作り出しているかと思います。


こちらがその「へ」の字型ベンチです。
絶妙な位置に配置されていて、景色のいい場所に置いてあります。


悲しみの空間を作り出した建築家に脱帽です。
森の十字架と別の名でも呼ばれる事のある火葬場です。
写真を見ていただくと分かると思いますが、
我々の想像を超える、自然に溶け込んでいるかのような火葬場でした。

森の十字架の別名にもあるように、丘と森林をもつ自然の中に火葬場はあります。
地下鉄から降りて、しばらく歩いて行くとこの火葬場にたどり着きます。
虎の巻を見ながらの巡礼で、ある程度の建築空間を想像していましたが、
想像を超える、建築+自然の空間が広がっていました。

こちらの建築+自然の空間は、先日ご紹介した、ストックホルム市立図書館の
設計を行った建築家が、建築から家具に至るまで設計を行ったものです。
その建築家が、晩年に腕を振るった建築です。

設計・・・エリック・グンナール・アスプルンド
竣工・・・1940年


地下鉄を降り、はやる心を抑えながら現地に向かうとその十字架は存在しています。
ただ、緩やかな斜面に十字架が存在しているだけなのですが、
それだけで、ここが神聖な空間であることを我々に気づかせてくれます。


また、緩やかな上り坂が、火葬場(悲しみの場)への気持ちを、
より一層、強いものへと変えて行くような雰囲気を持っていました。
乗り越えなくてはならない悲しみを、緩やかな坂道を登って行く事で、
乗り越えようとしているという感覚を覚えるのではないでしょうか。


ただ空間としては、悲しみだけが存在している暗くて寂しい物ではなく、
緩やかな坂道と緩やかな丘が、悲しみを包み込んでくれるような優しさを感じました。



建築は、存在を全く消すのではなくて、どこかで見守っているかのように在りました。
建築探訪で、火葬場?という思いも少しは在ったのですが、
行ってみると、その壮大な自然と建築の融合に驚かされました。

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